当院では、皆様にいつまでも楽しくお食事をして頂き、また幸せな生活を過ごして頂くことを第一に考えています。悪くなった歯を治療するだけではなく、ご自身の歯、治療した歯を再び悪くならないように予防することに力をいれています。
予防歯科とは?
「予防歯科」と聞いて、ピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、虫歯や歯肉炎・歯周病などのお口のトラブルを予防し、お口の中をより健康で快適な状態のまま維持していくことを目的としています。
当院の予防歯科では、
◆定期検診 ◆歯周病予防 ◆フッ素塗布
を行っております。
なぜ繰り返し虫歯にかかるのか?
頑張って治療に通ったのに、しばらくするとまた、冷たいものや甘いものが歯にしみてきて・・・・そんな経験をされた方はいらっしゃいませんか?
虫歯になりやすい体質だから・・・、歯が弱いから・・・、と諦めておられる方も多いと思います。
虫歯治療が終わっても、本当の「終わり」ではないのです。
虫歯は、歯の質、細菌、砂糖の3つの原因が重なり合って出来てしまいます。お口の中の細菌には歯周病の原因菌や虫歯の原因菌があります。
但し、虫歯菌が存在するからという理由だけでは「虫歯」という病気は発症しません。歯みがきの習慣や砂糖を摂取する習慣をコントロールしていけば防ぐ事は可能です。
毎日歯磨きをしているのに、なぜ虫歯になってしまうのでしょう?
自分ではしっかりケアできていると思っていても、実はどこかに磨き残しがあるものです。100%汚れを落としきる事は不可能なのです。
歯ぐきマッサージ
当院では、歯ぐきマッサージを行っております。以下の効果が期待できます。
歯周病予防
歯肉の血行が良くなり抵抗力がつくため、歯周病予防になります。
抗炎症作用・抗菌作用
使用するマッサージジェルの中に含まれている薬用成分グリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症作用・抗菌作用があり、歯肉炎・歯周病に効果があります。
引き締め効果
グリチルリチン酸ジカリウムは、口の回りの引き締め効果もあります。
定期検診では、歯周病の予防や虫歯・噛み合わせのチェック、専用の機械によるクリーニング、歯みがきの癖のチェックなどを行ないます。
これらは、お口の健康を良い状態でキープするために、大切なことなのです。
定期的にチェックしていくことで、病気の再発や発症を未然に防ぐことができますし、もし発見されても、早期治療を行うことで様々な負担を軽減できます。
そこで当院では、3~6ヶ月に1度の定期検診をオススメしています。
定期検診チェック項目
治療した歯の様子はどうですか?
治療した歯だけにとどまらず、他の歯も新たに悪くなっている所はないかチェックします。
ブラッシング(歯みがき)の状態はどうですか?
歯垢染め出し剤を使って磨き残しをチェックします。
歯肉の具合はどうですか?
歯周ポケット検査をして、歯肉の炎症や出血、ポケットの深さを調べます。
かみ合わせに問題ありませんか?
かみ合わせに異常や不調和があると、かみ合う歯同士を傷めたり、歯を支えている骨そのものがダメージを受けたりして、歯の寿命が短くなってしまうことがあります。このようなことを防ぐために、定期的にチェックし、必要があれば調整を行います。
口腔ガンが見つかる事もあります。
定期検診で行う歯のクリーニング
クリーニングとは、専用の機械を使って、お口の中の汚れをキレイにすっきり落とすことです。汚れには大きく分けて、「プラーク」と「歯石」の2つあります。
プラークとは?
プラークとは、歯や歯と歯肉の境目、また歯と歯の間についている白くて粘々した汚れ(細菌の集まり)をいいます。食べ物のカスのように見えますが、実際は微生物の固まりで、プラーク1mgに一億個以上の微生物がいると言われます。
歯石とは?
歯石とは、プラークが歯周病菌を抱えたまま石灰化して、固まったものをいいます。表面がザラザラしているので歯肉を刺激する上、プラークが溜まりやすくなります。歯石はとても硬く、ブラッシングだけでは取り除くことができないため、専用の機械を使って落とします。
クリーニングのメリット
歯の表面についたタバコのヤニ、茶渋などの着色であれば、キレイに落とすことができます。
お口の中のプラークや歯石をとると、細菌が減るので、歯ぐきが健康になり若返ります。
プラークがずっとついたままになっていると、歯が溶けてむし歯になります。クリーニングをすることで、虫歯になるリスクが大きく減ります。
クリーニング後は、お口の中がすっきり爽やかです。歯の表面がツルツルして気持ちよいだけでなく、プラークが付きにくくなります。
歯周病とは?
歯周病とは、歯の歯茎に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる、細菌の感染によって引き起こされる病気です。歯と歯肉の境目についた歯垢から歯の根元にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していきます。そのままにしておくと、歯が抜け落ちてしまいます。
日本人の場合、30歳代の8割、40歳以上の9割がかかっていると言われます。歯周病は、歯を失う大きな原因のひとつなのです。(虫歯で失うよりも多いのです。)
歯周病が進行すると、歯ぐきが退縮したり、歯がぐらぐらして痛くて上手く噛めなくなったりします。
歯の周りには、歯を支える色々な組織があり、歯周病はこれらの組織が細菌に感染して起こります。
歯周病の危険性
歯周病はお口の中だけでの病気と思われがちですが、歯周病原菌が血液中に入ることで、以下のように全身に悪影響を及ぼす危険性があることがわかってきました。
- ■動脈硬化
- ■心疾患
- ■脳血管疾患
- ■早産や超低体重児出産
- ■肺炎
- ■糖尿病
- ■高血圧
歯周病は「病気」の一種であり治療が必要ですが、ご自身では気付きにくい病気でもあります。
歯周病症状セルフチェック
この様な症状がある場合には注意してください。
歯磨きをすると歯ぐきから出血する
歯ぐきが赤く腫れたり、痛むことがある
口臭が気になる
歯がぐらぐらしてきた
食事中、よく物がはさまる
当院の歯周病治療
歯周病治療は合計5~9回ほどかかります。 当院ではコミュニケーションを重視し、全ての情報を加味して、患者様に最適な治療を進めていきます。
歯周病の進行具合により回数が異なるのは、歯ぐきの奥に隠れている歯石の取り除きなど、細かい作業を慎重に行わなければいけないためです。
もちろん、治療方法や回数などは患者様と相談しながら治療していきますので、ご安心ください。
歯周病治療に関するご説明&歯周検査
現在の状態、歯周病の進行程度を診査し、検査結果のご報告をいたします。
歯石除去・クリーニング
歯の周りについた歯石を専用の機械で取り、清潔な状態にします。
ブラッシング(歯みがき)のご案内
プラークや歯石の再付着を防げるよう、正しい磨き方のコツをお伝えいたします。
歯石チェックと歯石除去
歯磨きをする(=見えている)部分でなく、歯ぐきに隠れている歯石を専用の機械で取り除きます。
※深い箇所にある場合は、麻酔を行います。
歯周外科
比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで大丈夫ですが、炎症が歯肉の奥まで進行し、骨の破壊がひどい場合は歯周外科が必要となります。
メンテナンス
歯周病は慢性的な病気であるため、定期的に歯周検査し、悪くなったところがないかを調べます。クリーニングを行い、歯石・プラークを付きにくくしていきます。
口腔がんとは、舌にできる舌がん、舌と歯ぐきの間にできる口腔底がん、歯ぐきにできる歯肉がん、頬の内側粘膜にできる頬粘膜がん、口の天井部分にできる硬口蓋がんなどを指します。
口腔がんは口の中を不衛生にしている方や、虫歯や義歯などで舌や口腔に刺激を与えている人、熱い食べ物や辛い刺激物を好んで食べる人に多くみられる病気です。
初期の状態では痛みや出血などはなく、硬いしこりがあるといった程度の症状がほとんどです。痛みがない分、自覚症状も薄く、口内炎だと思っていたものがなかなか治らないというケースも注意が必要です。
症状が悪化すると、硬いシコリが触れる程度にまでなり、冷たい物や辛い物、酸っぱい物などがしみだしたり、 触れると痛みを感じるようになります。シコリができた場所にもよりますが、がんが大きくなってくると腫瘤が目視できるようになり、指で触れるようになります。
場合によっては摂食が困難になったり、腫瘤から出血をするというような症状が出る場合も少なくありません。
まずは予防し、患ってしまっても早期発見することが重要です。そのためにも定期検診をお勧めしております。
病状、お悩みなどを詳しくお伺いします。
(受診動機・どのような状態か・通える期間・治療の範囲など)
お口の状態を検査し、資料集めをいたします。
(歯周基本検査・X線写真等)
※初診の方は1時間ほどかかります。
お口の状態をご報告・説明します。
悪いところを治す最適な方法を資料をお見せしながら説明し、今後どのように治療を進めていくか患者様と一緒に決めていきます。
当院では被せ物など、患者様がご自身で選択できるよう、種類のご説明をさせて頂きます。
作製した治療計画に基づき治療を開始します。初診の場合は応急処置となる場合があります。
お口の中の状態に合わせてクリーニングを行います。
お口の中の状態に合わせてクリーニングを行います。
満足して頂ける口腔内にします。
患者様のお口の健康を維持するために、特に症状がなくても歯のクリーニングや歯茎のチェックはとても大切です。お口の状態が悪化し、痛みなどが出る前に定期的な検診をおすすめします。
当院では資料を使用し、説明に力を入れております。