高齢になると、外出の機会や社会とのつながりが減り、病気にならないまでも心身の活力（筋力、認知機能など）が低下していきます。このような健康と要介護の中間的段階を、フレイル（虚弱）といいます。フレイルは生活習慣を見直すなどの早めの対策で、もとの健康な状態に戻れる可能性があります。

フレイルの早い段階から起こりやすいのが、歯と口の機能が低下するオーラルフレイルです。噛む力や飲み込む力が弱くなる→食事がうまく取れない→低栄養状態になる→活動量・筋力が低下するなどの悪循環から、全身のフレイル進行に強く影響します。当院ではオーラルフレイル（口腔機能低下症）の検査を行っております。